イギリス・ケンブリッジ1年生活記録

ケンブリッジに1年間住んでみた気付き、感想を載せていきたいと思います

内助の功と誰かの人生のShadow~駐在妻編

日本ではよく、夫が対外的に評価されると、妻は「内助の功だね」と言われることがあると思う。もしくは夫から「内助の功だからよろしく」的なジョークを受ける。

この「内助の功」という言葉はしばし「彼の功績の背景には、妻の献身的な支えがあった」という称賛の意味で使われていると思うが、私にとっては違和感のある言葉に感じる。

違和感に感じる理由は以下2点。

①妻の努力を讃えるように聞こえるが、「夫が外に出、女が家を守る」といった固定概念の元に言われているような気がする。(勿論、私がひねくれているからかもしれないが)

②聞こえはいいが、日本の女性の大半は家事を担っており、毎日が内助の功であり、それをあえて、何か成果が出たときにだけ口に出す意味が分からない。(うちは共働きの時、夫はものすごく家事をしてくれたので②は全く該当しない、むしろお前が何を言うという立場なのだけれども、よくニュースとかで聞く話に対して思う。)

 

勿論、「違和感」はあっても、「言われたくない」訳ではない、自己承認欲はあるから、夫のことだけを褒められても「いやいや、私けっこう自分の時間犠牲にしましたけど」みたいな思いも出てくるだろう。(はい、面倒くさいやつ)

 

そして、そのあと海外に行って生活するのだけれど、駐在妻といって聞こえはいいが、妻側からしたら、そこでなにをするか、考えなければならない。(特に、子なしだとありがちではないかと・・・)

①働くもよし、②語学学校行くもよし、③習い事見つけるもよし、④自分の時間を大切にするもよし。

 

ただ、新しいことをするには労力がいる。金がいる。知識がいる。

 

私の場合、①は1年後に日本に帰り扶養家族とならなければならないので制約がある、②③は金がかかる、ポンド調達に苦戦(プレスティアのグローバルパスを作るのに3週間はかかるとコールセンターに言われ、日本・英国の紙でのやりとりになるので、面倒+時間かかる)、結局④にたどり着く。

 

自分の時間を大切にする、とは聞こえがいいが2週間もすれば飽きる。仕事で社会から求められているほうが、自分の時間を有効に使えたのではないかと錯覚するほどだ。(仕事をしていた時はそんなこと微塵も思わなかったので、隣の芝生は青く見えるってやつかなあ)

 

そんな思いを持った中で、幸いにも同じ境遇・気持ちを持った方と知り合うことができた。

その方が言った言葉に、かなり共感しました。

「今までがむしゃらに仕事して、誰よりも早くできるようになって、キャリア積んでくって生活してたのが一変して、誰かの人生のShadowになった気分。」

 

・・・わかる!その表現!

 

勿論、家族だから支えるのは大事、なんだけれど、ようは”これが自分の人生なのか、これでよいのか?!”と思ってしまう。

 

日本人ありがちではないでしょうか。家庭に入ったら、旦那の支えになればいいや、と思ってしまうのは。

 

でもね、周りの欧州から来た奥様方は違うんだよな~もう働いてる、大学院に通ってる、結構当たり前。(目につきやすいということもあるが)

欧州では、女性も自立しているのが当たり前。

だから、奥様方で話をしても「何をする予定なの?働くの?勉強するの?」とよく聞かれる。奥様方Whatsupでも、仕事の話で盛んだ。

 

その時の私は「私何も予定ない」と言って、周りの話を途切れさせたのだけど(笑)、私だって別に何もやりたくないわけじゃないんだけどな~と思ったわけで。

 

そして、1か月がたとうとする今なら思える!私も自分の人生を作り出そう!と!

1か月たつと英語にも若干なれて、調べ方のコツも少しわかるようになりました。

ケンブリッジには無料のアクティビティがたくさんある!Language exchangeもある!ボランティアだってある!ケンブリッジ大学のオープン講義もある!

なんだ、無料でも楽しめるし、英語向上しそうじゃん!

私の今の目標は英語を向上させること!

 

そして、「内助の功」の意味をWikiで調べたら、こんな意味もでてきた。

(以下、Wikiより)

内助の功は、夫が外に出、女が家を守るという考えが浸透して後のことであり、戦国時代は男の出世は妻次第とまでいわれていた。この時代の大名を経営者とみた場合、大名夫人は共同経営者であり、一豊夫妻(内助の功の語源の話で出た夫婦)はその意味では正にパートナーシップを確立していた

 

そう、まさに夫婦とはパートナーシップだ。共同経営者だ。

今だからこそ、ようやく、自分の人生を自分で切り開く勇気が湧いてきた。真の内助の功を、具現化していきたい。

 

誰かの人生のShadowとはおさらばだ。